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山スキーのQA(ブーツフレックス、ウォークモード、シール剥がし) [   ┗雪スポーツ]

新たにスキーのベテラン様からアドバイスを頂きました、掲載を了承して頂けたのでここに転載してメモしておきます。
Sさん、ありがとうございました。

※メール文面の並び、文字を見やすく訂正しています。


◇【Q1.山スキーのブーツフレックスについて】
「山スキー」でのブーツのシェルフレックス(ブーツの硬さ)
八甲田山BC数回、ニセコのエリア外BC、春先の羊蹄山中腹までをシール登高などを少々滑ったことがある中級程度でゲレンデのコブなどは滑りません。
「山スキー」でのブーツのシェルフレックス(ブーツの硬さ)をネットで見てもメーカー毎に数値が多少違いいまいち分かりません。
今はHEAD社のedge(モデル名)、フレックスは60
「とても重要?/今までで問題なければ大丈夫じゃない?」
アドバイスがあれば参考にさせていただきたいと思ってます。


◆A1.厳冬の北アルプス滑降や春の富士山山頂とか、厳しい滑降は、かかとの固定できるアルペン。 厳冬のパウダーはテレマークです・・・北ア、妙高、北海道とか。 どちらのスキーにも共通するのは、シールをつけて登る、ということ 当然、登るときは踵が上がるビンデイングだし、ブーツは歩行モード に切り替えます。滑降は滑降モードにして、足首を固定します。 ただ、テレマークなどは、面倒なので歩行モードのまま、滑るときもありますが。 目安としては、バックルの数で理解できるでしょう。多いほうが すねの部分もがっちり固定する滑降重視(一般に上級用) 3バックルとかは全体に柔らかで、ビギナー向けかもしれませんが注意すべきことは、やわやかなブーツ(バックルをしっかり締めない場合も)は転倒時に、ビンデイングが外れにくく、骨折事故が起こりやすいことです。 私がリーダーの年末のバックカントリーで、同行者がこの事故で骨折してヘリを呼ぶ事態になったことがあります。 故に、私は、柔らかなブーツは、アルペン山スキーの場合は、推奨しません。


◇【Q2.山スキーでのブーツのウォークモードの要否】
今まではヒールフリービンディングで、歩行モードがないブーツでシール登高していましたが歩行モードありブーツにすると、歩行モードがないブーツよりも「どの程度」シール登高しやすくなるものでしょうか?
「劇的に違う」「多少違う」「そこそこ違う」などで構いません。
https://www.youtube.com/watch?v=Gv4ax41I664
結構歩行モードなしでも登れたもので・・・

◆A2. 歩行モードとは、文字通りに歩くときのためにあります。 一般に山スキーは、アプローチで歩くシーンも多く、また、急斜面はアイゼン&ピッケルで雪山として登ります。 スキーは背負って登ることが多いのでその時に必須です。

◇Q3.【森林限界以上でガリガリ斜面でのシール外し】
春先に初めて行った羊蹄山、単独だったので上の状況も分からなかったので森林限界付近で敗退しましたが、ガリガリで斜度20度?くらいかな木の根っこに寄り添ってシールを剥がしましたが、びびりながらでした
http://youtu.be/pKR5HOkV6Gg?t=18s
ビッケル打ち込んでシュリングで確保してからでしょうか?

◆A3. よくあるシーンですが、クトー(スキーアイゼン)を最初からつけて登るのが正解でしょうね。 滑落したらピッケルがないと止まらない凍った斜面では、その前にスキーは背負って、スキーブーツにアイゼン装着して登るのが普通です。 這松の陰とか、木の窪みで、休憩したりスキーを脱いだりクトーをつけたり、シールを外したりするのは、普通に行います。

◇【Q4そもそも状況も分からないそんなところまで登ったら危ないですが。】
◆A4.Yes, 単独は北アや富士山とか、自分もよくやったけど、危ないです。

その他
弱層テスト、この技術なしには、雪崩が怖いですから・・・楽しめません。ここらも、勉強してください。
ビーコンは迷わず3アンテナを購入してください。



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山スキーのビンディング側につけるクトーの効果に疑問があります。 - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1237294897

山スキー談義:クトーとアイゼンの使い分け - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/13080

VOILEのクトーは好いですよ! 山道具道楽
http://mountain-equipment.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/voile_5ce4.html

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